Q1.漢方薬にも副作用はあると聞いたことがありますが?
Q2.漢方薬は健康保険の対象になるのですか?
Q3.漢方薬の新薬ってあるのですか?


Q1.漢方薬にも副作用はあると聞いたことがありますが?
  
A1. 漢方薬は西洋薬よりはるかに歴史があり長期間をかけてその有効性と安全性のバランスが評価・確認されてきました。このため現在一般に使用されている漢方薬はおだやかなイメージがあって、副作用がないと思われがちですが、やはりまったくないわけではありません。ごくまれに、小柴胡湯による間質性肺炎、エフェドリンを主成分にする麻黄剤による胃腸障害などが報告されています。これらの副作用の原因としては、「証」の診断違いが考えられます。実証として診察されていたものの、虚証だったために、薬の作用が強すぎてしまったという場合などです。漢方薬と西洋薬を併用したことによって、症状がかえって悪化してしまうこともあり得ます。また、漢方薬は副作用がないと思い込み、同じ症状を訴えている別の人に同じ漢方薬を分けたところ、副作用が出てしまったという例もありますが、これも結局は「証」の違いによるものです。したがって、正しく漢方を学んだ医師の指示を守って漢方薬を用いる限り副作用は極めて起こりにくいものであるといえるでしょう。
 ところで、漢方には副作用に似た「瞑眩(めいげん)」という反応があります。これは体が回復している途中にあらわれる特有の反応で、下痢・吐きけ・頭痛などの症状があらわれます。瞑眩は、比較的早期におこり、急激に回復していくものであり、副作用とは異なるものですが、症状がつらいようであれば医師に相談して、薬の調整をしてもらう必要があるでしょう。
 
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Q2.漢方薬は健康保険の対象になるのですか?
  
A2.以前は漢方薬を健康保険で用いる ことはできませんでしたが、1986年に147種類の漢方薬が、通常の西洋医薬では必要な治験を経由せずに保険で使用できる薬として認定されました。ただし、西洋医薬に準ずる形で登録されたため「証」ではなく「病名」を決めてその病名に適合した漢方薬でないと保険では処方できないという課題があります。
 ちなみに東洋医学の一分野である鍼灸も一定の条件で健康保険が適用できます。
 
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Q3.漢方薬の新薬ってあるのですか?
  
A3.別のところでも述べたように中国にはなかった漢方薬が江戸時代に日本で開発され現在でも使用されたりしています。また中国の古典の医学書にある処方を研究して新しい漢方薬として、西洋医薬と同等の治験を行い新薬としての承認を得ようと研究している製薬メーカーもあります。温故知新ということわざはここでも活かされています。
 
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